日本語教育の参照枠6回シリーズの第4回目WSを開催しました!
皆さま、ご訪問くださりありがとうございます。
日本語教育こんぶの会です。
8月23日にシリーズ第4回目のWSを開催いたしました!
今回は、前回と同じ「カリキュラムどうする?」の part②
part①は、参照枠を反映したカリキュラムを知って深める
現場のカリキュラムに参照枠が反映されているかを見る
part②は、現場のカリキュラムをどのように調整・修正・改善するか考える
自分の立場で何ができるか考える
上記のように、今回の目標をお伝えしました。
まずは、アイスブレーク
「みなさんの現場(教育機関)を場所に例えると?」ということで、各グループの参加者同士で、所属機関の様子を自己紹介も兼ねて話していただきました。
「様々な所から来て様々な所へ旅立っていく空港」「いろいろな年齢層の人が集まるカルチャースクール」「みんながいつか戻ってこられるような場所」「時間帯によってにぎやかだったり、静かだったりするビーチ」…など。様子を思い浮かべながら、全体で共有しました。
次に、前回の復習も兼ねて4種類のCan do の確認クイズ
クイズは、4つの言語記述文(Can Do Statement)を提示し、それぞれ「活動Can do」「方略Can do」「テクストCan do」「能力Can do」のどれにあたるのかを解答するというもの。
答え合わせをしながら、「方略Can do」「テクストCan do」「能力Can do」の3つについて、前回より詳しく扱いました。
次に、「ケースメソッド」で現場の実状を考察
ワークショップ開催を主な活動としてきた「日本語教師こんぶの会」ですが、久々に今回のワークショップに「ケースメソッド」を取り入れてみました。
ある日本語学校が認定の取得を目指し、カリキュラムの再構築を求められているが、校長、専任講師、非常勤講師の立場の違いから意見が嚙み合わず難航しているという「ケース」を読み、「分析シート」に書き込みながら個人で分析してから、グループで話し合いました。
そして、みなさんの現場の実状はどうですか? 今の立場でできることは?
まず、個人で考える → グループで話す → 全体で共有する という流れで進めました。
全体的に共通して聞かれたことは、「参照枠やカリキュラムに対する理解を深める」「時間を確保する」「職場での上下・左右のコミュニケーション、情報提供」「意見交換ができるセミナーや外部とのネットワークづくりの勉強会」などの必要性でした。
アンケートでいただいたお声は
「いろんな立場の方の意見をお聞きできるのは本当に貴重だと思います。」
「自分にできることを具体的に考えさせられました。考えただけでなく、他の参加者とお話しし、実際に思いを口に出すことで決意がみなぎりました!!」
「様々な立場の方と話すことによって、今ある環境で、自分自身ができることの方向性が明確になったと感じました。少しずつ周りを巻き込みながら、更に参照枠の勉強を進めていきたいとモチベーションが上がりました。」
など、主催者冥利に尽きる有難いものばかりで、毎回、参加者の皆さまのおかげでWSが無事に実施でき、大変感謝しております。今後、さらに有意義なWSが開催できるよう工夫していきたいです。
「今さら聞けない⁈ 日本語教育の参照枠」のWSも残すところあと2回となりました。
次回のテーマは、「教科書どうする?」です。皆様、奮ってご参加ください!
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
猛暑の中、お忙しい中、対面、または、オンラインで参加してくださった皆さま、重ねてお礼申し上げます。 また次回、お会いできることを心よりお待ちしております。
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