「日本語教育の参照枠」6回シリーズの第5回目WSを開催しました!

ご訪問くださりありがとうございます。
日本語教育こんぶの会です。
9月20日にシリーズ第5回目のWSを開催いたしました!

今回のテーマは「教科書 どうする?」ということで、「参照枠×教科書×現場」について
個人で、グループで、全体で、たくさん考えたり話し合ったりしていただきました。

まずは、いつものようにアイスブレイク
今回のアイスブレイクは「(学習者の立場で)印象に残っている教科書」について
グループで話し合っていただきました。

言語の先生が集まった会ということもあって、
英語の教科書
ポルトガル語の教科書
などなど、言葉の教科書が多かったですが、

世界史や国語便覧など、懐かしい教科書(資料集)も挙がりました。

次に少し登壇者から
「なぜ教科書を使うのか?」
「参照枠では教科書をどのように扱っているのか?」
という問いをみなさんにお聞きしながら少しお話をさせていただきました。

そしてグループワーク!
今回は3回に分けて個人でワークシートをご記入いただき、
その内容をグループでシェア→全体共有
という流れで実施させていただきました。


グループワーク①
現場教育理念使用教科書について改めて考えていただきました。

ボリュームたっぷりのワークシートのご記入、おつかれさまでした💦


グループワーク②
現場に合わせた学習目標(CDS)を、AIを使って書いてみていただきました。

現場の教育理念や学習者像に合わせたCDSを作る手伝いをAIに頼んでみる・・・
「思ったよりちゃんとしたものができた」というお声もありました✨


グループワーク③
上記①➁のワークを踏まえて「どのような教科書を使うのがいいか
こちらもAIにおすすめの教材を聞いてみるなどして、考えていただきました。

全体共有では
「適切な教材分析の必要性」「学習者像の把握」「評価」
などについてのお話しがあったり、
「『これ!』は1つではない」「教科書を使って、教育理念に沿って教師が補うことが大切」
というお声をいただきました。

認定日本語教育機関の申請に近い先生方も多くご参加いただいている中で
「教科書A」だから認定されやすい とか
「教科書B」だと認定には通りにくい ということではなく、
理念に合った目標を立てて、評価方法を決め、内容(教科書)を考える
つまり「バックワードデザイン」がカギになりそうだ、というところで落ち着きました。

相変わらず運営側のドタバタがあり、特にオンラインでご参加のみなさまに
ご不便をおかけする場面がありましたが、みなさまのご理解とご協力のおかげで
なんとか無事に第5回も実施させていただくことができました。

お忙しい中、お時間を作ってご参加くださった皆様、
本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。


事後アンケートでは

「教科書がテーマでしたが、CDSを考える作業を通じて、実際にはどう言う目標を持ってその教科書を使うかが大事だと再認識しました。」

「教科書とCDSについて再度考えさせられました

「主催者側の声も聞こえ、実際のやりとりの中でいろいろな気づきがありました

「とても有意義な時間でした。教科書も大切だけど、教員が「目の前の学習者をよく見る、彼らのために何が必要かよく考える」ことの重要性を再認識しました」


というありがたいコメントや

「BRでワークシート1の共有をしている途中、「あれ?今日は教科書の話じゃなかったっけ?」という話が他の参加者の方から出ました。「理念=目標→評価→教科書」という流れは理解していますが、既に何回か参加している人ばかりだったので、「教科書」がテーマなのに、教科書について話す時間がとても短かったと感じました。単発参加OKのWSなのでしかたがないと思いますが、もっと推し教科書について(ビブリオバトルではないですが)いろいろ聞いてみたかったです。」

という、もっと「教科書」に振り切った内容のほうがよかったというご希望もありました。
貴重なご意見ありがとうございます。次回に活かせるよう、メンバーで話し合います!


次回はいよいよ6回シリーズの最終回です!!
第6回 10/18 イメージを形にしよう(カリキュラムの作成・見直し)
第1~5回の内容を少しずつ思い出しつつ、実状と参照枠に合ったカリキュラムの作成をしていただきます。
お申込みは👇のリンクからしていただけます。

少し早めの年納めになりますが、ご参加いただくみなさまにとって有意義な時間になるよう

メンバー一同心を込めて準備を進めます。

ぜひぜひご参加お待ちしております!!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

日本語教師こんぶの会

日本語教師こんぶの会

教師としての成長を目指す日本語教師のグループです。2023年より、一般社団法人Global Support Centerとして活動しています。

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