日本語教育の参照枠6回シリーズの第2回目WSを開催しました!

皆さま、ご訪問くださりありがとうございます。

日本語教育こんぶの会です。

6月21日にシリーズ第2回目のWSを開催いたしました!


ハイブリッド開催であること、またテーマが「評価」であることで

今回進行役の緊張感はMAXに達しておりました😅


今回は、以下のようなWSの目的をお示ししました。

✅自分の評価観と参照枠の評価観を知る

✅評価の目的・方法を考える

✅評価に使えるツールを知る・使ってみる


まずはアイスブレーク。

自己紹介とともに、以下の内容を話していただきました。

私にとって評価とは「   」である。

「振り返りに有効なもの」「学習者のモチベーションにつながるもの」「マイルストーン」「憂鬱の源」などなど…

皆さん、評価についてお考えになることはさまざまでした。


そして、参照枠ではどのような評価観が示されているのか確認後、ご自身の現場について話していただきました。

ご自身の経験に照らして、所属機関ではだれがどのように評価目的や方法を決めているか、

どのような方法をとっているのかなどです。

評価のために何を使っているかをお聞きすると、

「ルーブリック」

というお答えが非常に多かったです。

7年前に同じく「評価」をテーマにWSを開催したときとの大きな変化に、感慨深いものがありました。 

7年前の記事は以下をご覧ください。

記事の中には「ルーブリック」ということばは出てきませんが、WSの中ではルーブリックを作っていただきました。

参加者全員が「初めて知った」とおしゃっていたと記憶しています。


進行役も、7年前よりは理解が進んでいたはずです😅

(ルーブリックなしで作文を採点していただいている様子↓)


今回は参照枠の評価観を読み解くことが目的の1つだったので、

「試験による評価」と「試験によらない評価」の、試験に使用する場合を想定し、皆さんにルーブリックを作成していただきました。


出来上がったルーブリックをグループで検討していただきました。

評価尺度や評価観点、また前提条件によって大きく異なるものができたようです。



さらに、「試験によらない評価」の中から、「自己評価」を体験していただきました。


時間の関係で、「試験によらない評価」はほとんどご紹介のみに終わってしまったのですが、機関によっては積極的に取り入れている、という声も聞かれました。


2時間半という限られた時間の中で、どうすれば参加者の皆さんが「腹落ち」するのかを、

メンバーで何週間もかけて練った内容でしたが、

どこまで「腹落ち」していただけたかは、心許ない限りです。

ただ、WS終了後、「わかっているつもりだったけれど、『つもり』だけだったということがよくわかった」という声をお聞きし、少し安心した次第です。


私たち自身も、準備の過程でさまざまな議論を重ねました。

それによって、以前より少しだけ理解が進み、「次はこのように改善してみよう!」と自身の実践への糧にもなっています。


6回シリーズの2回が終わった段階で、すでにエネルギーを使い果たした気分のブログ更新者ですが、皆様からの声をエネルギーに変え、さらに充実したWSにしていければ、と思っています。


以下、アンケートでいただいたお声です。

「今やっている評価を見直そうと思いました」

「相変わらず色々と考えるヒントを頂けました」

「初めて参加したのですが、様々なお話が聞けて、楽しかったです。専任、主任、非常勤、フリーランスと立場が違っていて異なる視点からのお話が聞けました。」


これからも10月まで、シリーズは続きます。

単回のご参加でも大丈夫なたてつけにしている(つもり)ですので、皆様、奮ってご参加ください!


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

ご参加くださった皆様、重ねて御礼申し上げます!

次回も皆様のご参加を、心よりお待ちしております!

(日本語教師こんぶの会 文責:中村)

日本語教師こんぶの会

教師としての成長を目指す日本語教師のグループです。

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