映画「東京クルド」トークセッションの所感
ご訪問いただき、ありがとうございます。
日本語教師こんぶの会です。
今回のブログは中の人3人のうち一番ちゃらんぽらんな人が
個人的な体験に関する所感を個人的に述べさせていただきます。
先週の木曜日、武蔵野大学で行われた
『東京クルド』上映会 & トークセッション in 武蔵野大学
(https://tokyokurdish-musashinouniv.peatix.com/)
に参加してきました。
最近運動づいていることもあり、自宅から自転車で
往復14kmサイクリングを愉しみました🚴
開場に到着し受付を済ませ、席に潜り込むとすぐに
映画が始まりました。
(そう、時間ギリギリむしろ迷子になってチョイ遅刻だったのであります💦)
上映開始1分で涙腺崩壊しました😭
はじめは自分でも理由はよくわかりませんでしたが
あれはおそらく悔し涙だったと思います。
知らなかったことが悔しい
何もしてこなかったことが悔しい
という気もちがあふれ出て止まりませんでした。
おそらく音声だけ聞いたら母語話者
そんな日本語を操る
フツーの、どこにでもいておかしくない若者2人
楽しそうにボーリングしていても
「さすがー」とか褒め合っても
目の奥が笑っていない
うつむいた時の表情がたまらなく寂しげで
「しんどいよね・・・」と話しかけたくなってしまいました。
冒頭から最後まで胸をつかまれ
頭をゴツゴツなぐられ
揺さぶられているような気持ちで見続けました。
ラストシーンの夜道を車でぶっ飛ばす場面
自分の無知と無力を謝りながら観ました。
いままで日本語教師として決して短くない期間
外国から日本に来て学業やお仕事、生活をしている
多数、そして多様なタイプの方の傍に立ってきました。
外国で日本を目指していらっしゃる方にも
少なからず関わらせていただいていました。
でも、わたしはクルドのみなさんのこと
ほとんど知らなかったんです。
もちろん入管の救急車追い返しや、収容問題
お国は違えどウィシュマさんの件も
ニュースやTwitterは見聞きしていました。
でも、どこか遠いところで起きているような
そんな認識だったことは否めません。
しかし今年になって日本語ボランティアとして
「難民特活」と呼ばれる方のサポートを始めた私に
2019年の開始当初から特定技能関連のまわりを
ウロウロしている日本語教師としてなら
もしかしたらできることがあるかもしれない私に
どこかの誰かが
「なんでも知ったと思ってたら大間違いだぞ」
「まだまだやってないことあるぞ」
と喝を入れてくれているような
目を背けようとしていた現実に「向き合え」と
言われているような
そんな気がしました。
仮放免になるまえに
特定活動のあいだなら
特定技能の試験が受けられます。
(入管に電話で確認済み)
そしてひとたび特定技能で在留資格がでてしまえば
あとは粛々と更新し、しかるべき時にしかるべき在留資格
(学校に通いたければ留学、特定技能2号に進みたければ2号)
に変更すればよいのです。
日本で正社員として働き
入管に申請なんかしないで自由に移動し
携帯電話を分割で購入し
保険証を持って医者にかかり
健康で文化的で豊かな生活を
自ら得た収入で送ればよいのです。
入管をはじめとする日本は
若く健康で夢を持つのが当たり前
将来有望で本来キラキラしていらっしゃる
この方たちの人生を
ひとりひとりの感情とか想いとか
何より「人」であることを
これ以上ふみにじっちゃいけないと思います。
私ができることはほんのカケラかもしれませんが
何かせずにはいられない
そう思わせてくれる映画でした。
そして上映後のお話しも
帰宅しなければならない時間もそっちのけで
泣いたり笑ったりしながら拝聴しました。
登壇されたすべての方のお話が刺さりました。
大学生のみなさんがこのような素晴らしいイベントを
企画されていることに驚き、喜び、感動しました。
ほんとうに貴重な、激しく心が揺さぶられる
素晴らしいイベントでした。
ありがとうございます✨
さぁここでこんなに言ってしまった以上
もう逃げられません(笑)
できることしかできないけれど
偽善と言われるかもしれないけれど
一歩踏み出してみます👟
春だし🌸
こんぶの会のおふざけ担当の
たまーにしかない真面目モードでした🙃
駄文にお付き合いいただきありがとうございました。
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