11月17日、2018年度第2回目のワークショップ開催しました!
今回は「どうなる?これからの進路指導」のテーマの下、ワークショップを行いました。
まずはアイスブレーキング。
これから4時間近い長丁場をいっしょに考え話し合っていきます。
授業にも生かせるものをとの進行役の考えから、積み木自己紹介を実施。
各グループから笑い声やあいづちが聞こえてきます。
そして前回同様、今回も「質問作り」に挑戦!
「質問づくり」とは、主体的で自律的な学習者になることを支援するためにアメリカで開発された教育方法で、
「発散思考」・・・多様なアイディアを創造的に考える能力
「収束思考」・・・答えや結論に向け分析したり統合したりする能力
「メタ認知能力」・・・自分で考えたことや学んだことを思考する能力
を鍛えます。
進行役や今回ブログ更新者も授業で取り入れており、日本の学校教育や日本語教育でも行われています。
「質問づくり」には守るべきルールがあり、最初はとまどったり、もう質問はないかと頭をひねる参加者さんも。
しかし、約2時間の質問作りが終わり、休憩に入るころにはお互いに打ち解けた談笑も聞こえてきました。
次に、昨今の日本語教育界、あるいは日本社会全体に関わる状況についての情報共有。
目まぐるしく変わっているので今日の情報が明日には変わっているかも?
しかし、大きな流れはあるようです。
参加者の皆さんの背景は多様で、さまざまな現場でさまざまな問題をかかえていらっしゃいます。そこに加えて、今後、進路指導そのものが従来の形から大きく変わる可能性もあるのです。
このような転換期にあり、私たちはどうあるべきかという問いが進行役から投げかけられます。
そして最初につくった「質問を使って何をするか」。
それぞれのグループがそれぞれの問題意識に基づき話し合いを進めてくださいました。
最後に参加者全員と進行役、ブログ更新者も含め円座になり、ざっくばらんに話し合い。
お互いに思っていることや他の人に聞きたいことなど話し合いました。
(ブログ更新者がしゃべりすぎました。スミマセン (;^_^A )
時間がオーバーしたにもかかわらず、最後までご参加いただき、ありがとうございました。
私たち教師は学生に対しいつも「主体的自律的に取り組んでほしい」「もっと自立してほしい」と考えています。
であれば、私たち教師自身がまずは「主体的」であり「自律的」であるべきではないか、というのが私たち「日本語教師こんぶの会」の中心的なコンセプトです。
ずいぶん前から「正解のない時代」「自分で考える時代」と言われているのに、私たち自身が何か一つの「正解」を求めているのではないか、だれかに「そのやり方でやればうまくいく」と言ってもらいたいのではないかと思います。
しかし、現場も考え方も学習者も多様。
そこがこの仕事の醍醐味とはいえ、悩みは絶えません。
私たちがいつもワークショップという形式にするのは、一つではないそれぞれの正解を、お互いがリソースとなり職場を越えた人間関係の中から探す場を作りたいからです。
「だれかが教える」タイプの講義や研修などはほかのいろいろなところで行われていると思いますので、そちらに譲ります。
最後にもしかしたら予定などがあったかもしれないのに、配慮が行き届かず30分近くの時間オーバーに付き合わせてしまったかもしれないことをお詫びいたします。
参加された皆さんが、「自分の答え」に近づくきっかけになっていれば幸いです。
次回も皆さんのご参加をお待ちいたしております!!
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